地域防災

地域防災

かねてから気になっていた、防災に関する研修を受けてきました。
地震、火災、津波など幅広い学びから、地域防災計画まで。
地域における自治防災の現状について、振り返り改めてよく知る機会となりました。

この地域は海・川から離れているので災害といえば大雨による土砂崩れ、大雪、山火事でしょうか。
海外のように自然発火はないため山火事は人災。
防ぐ手立てはあります。
土砂崩れによる道路の通行制限は数年に一度。
幸い寸断されるほどの災害は今のところ起きていません。

 

孤立は冬。
2014年の大雪による集落の孤立は、道路の通行不能からはじまり、安否確認に行政の訪問まで5日を要しました。町村合併により管轄するエリアが広がったこと
も影響したようです。
振り返りのまとめの記事がありました。
https://anshin.pref.tokushima.jp/docs/2014121000038/

亡くなる方まで出たこの時の大雪。電気が不通となっても①プロパンガスが利用できたこと、②灯油などで暖を取ることができたため、多くの家は不安と不便を感じつつも乗り越えられました。
ただ、それまでの通院の不便さを抱えていたところへの災害で、これを機に集落を離れた家も少なくはありませんでした。また、高齢者世帯の火の不始末などを考慮したオール電化が結果的に仇となるケースも教訓のひとつになりました。

指定の避難所は空き家が増えたことにより利便性がいい場所に位置していないことなど、課題があれこれ。
「死ぬかと思うた(笑)」もうそんな言葉をお年寄りからは聞きたくない。
道で(たまに)会うお婆ちゃんの顔をみると「あのおうちは大丈夫だろうか」とまた気になる今日この頃
少し話す機会を持とうと思う。